ライフジャケットの常時着用!
携帯電話などの連絡手段の確保!
救助要請など海のもしもは118番!
1月17日、小樽海上保安部では、小樽港内及び小樽市内の大型商業施設「ウイングベイ小樽」(小樽市築港(ちっこう))において、「118番」及び「MICS(ミックス)(沿岸域情報提供システム)」の周知を中心とした啓発活動を実施しました。
当日は、「118番ブース」「MICSブース」を設け、保安部、巡視船「えさん」の職員計8名が当庁の各種制服・救命胴衣やドライスーツなどを着用し、応援に駆けつけた「潜水士うみまる」とともに、人目を引く準備を万端にしていざPR活動を開始。店舗来訪者に118番の適切な通報を呼びかける啓発用のポケットティッシュ約1,000個を配布、気象・海象の状況など海の安全に関する各種情報を提供する「MICS」については、ブースの来訪者に対し、大型のモニタに映し出されたスマートフォンの操作画面を前にして、職員が操作を実演しながら利用方法を説明。30代の男性は、「船に乗って仕事をしているが、このようなシステムがあるとは知らなかった」と話していました。
なお、周知活動に併せ「118番認知度調査」として、約100名の一般市民に対し「118番を知っていますか」「海のもしもは118番というキャッチフレーズは分かりやすいですか」という2つのアンケート調査を実施。118番を知っていると答えた人は全体の約61%、キャッチフレーズは分かりやすいと答えた人は全体の約50%にとどまり、海上保安部を有する沿岸部の町においても「118番」は未だに深く浸透していないという現実を痛感しました。
また、海保業務紹介や海上保安友の会写真コンテストの入賞作品などを展示した「海上保安パネル展」では多くの人が足を止め興味深く見入り、もう一つの活動場所となった小樽港内では、巡視船「しれとこ」及び巡視艇「すずかぜ」によりライトメール(電光表示装置)を使用して、釣り人や港湾施設利用者に対し「118番の日」をPRしました。
小樽海上保安部では「118番」「MICS」の認知度の向上と、これらを「有効活用」してもらうために今後も継続的に周知活動を実施していくこととしています。